-以下、備忘録

ご笑覧下さい。笑えねーけど。

-10月22日

10月22日(日 前日(10月21)、帰宅後義母にお礼を述べ、我が家に来る中途で、購入して来て下さった様々なお惣菜を口に運ぶ。食欲不振は継続。しかし。薬を飲む為にも多少は何か口に入れなくては、というある種の義務感。食後、直ぐ様ラフな格好になり、白湯で薬を嚥下。風呂にも入らず、即リビングに横たわり、適当にiPhoneを弄る。LINEやメールの通知が何件か届いているようだが、チェックする気力無し。家に帰り着いたのが19時頃だったので、恐らく21時頃には意識を失ったのではないか。目覚めたのは昨日同様、日付が変わる直前(つまり、この時点ではまだ10月21日)。そうだ、きちんと眠らなくては。処方された睡眠導入剤(就寝前に一錠服用すべし、との事)をやはり白湯にて。よし、今日こそは存分に寝るぞと再びリビングに横たわり、いつもの様にラジオ代わりのYouTube再生……凡そ2時間が経過。ね、寝れねー。寝レン・イェーガー。ありとあらゆる手段は講じた。詳しい内容は前日(10月21日)冒頭の記述を参照して欲しい。何ならこの先、延々とコピペしたって構わない。この状態がこれから幾日にも亘り続くから。継続! 続行!! トイレに行こうと立ち上がるも、睡眠導入剤が逆効果だったのか、起き上がった瞬間身体がよろめく。何とか壁に手をつき、よろよろとトイレへと向かいながら「もう、完全にお爺ちゃんじゃん、俺」と独りごちた。兎も角、今や睡眠を取る事こそが我が責務。再びリビングへと戻り横たわり、目を閉じ(以下略)、そうして全てが徒労に終わる。挙げ句、3時過ぎ頃だろうか。突然、上階からコン、コン、コン、コンと周期的に何かで床を突くような音が聴こえ始める。やれやれ、遂に幻聴が始まったか。終わったな、俺。嘆息し、遂に眠るのを諦め、リビングチェアに腰掛け、暫しiPhoneを眺め、時間を遣り過ごす。昨夜ほどのいても立ってもいられなさはないが、落ち着かない事に変わりはない。いや、それ以前に夜が永すぎる。無理ポ。遂に意を決して、外出する。念の為妻に「眠れないので歩いてきます」とLINEを送る。暫く読まれる事はないだろうが。昨晩と同じく、Tシャツ+短パンにサンダル姿(これも当分コピペで用が足りる)。10月も後半とは思えぬ生温い空気の中を、ふらふらと彷徨う。コンビニ前で、見た目バンギャか何かかな(いや、最近オッサンにはもう、格好の括りがよく分からぬ)、と思しきおネエちゃんが、街路樹の根元でゲーゲーやっている。きっと来春、この樹は世にも香しく麗しい花を咲かせ、小鳥が囀り、木陰が人々を癒やす事でしょう。が、私が通りかかる気配を察してか、嘔吐はピタリと止んだ。成る程、泥酔しているとはいえ、人目を気にする程の理性(羞恥心?)はまだ兼ね備えている状態だという訳だ。大いに結構。自分だって、つい半日ほど前に医師相手に人間らしい会話を成立させるくらいの事はやって来たさ。第三者(妻)の評価を鑑みるに、それなりにちゃんとやれた。まだ、他人からどう見られるか、どう判断されるか、気になっちゃあいるさ。それが"理性"の証左と呼べるのなら、まだ自分は"マトモ"なんだろう。とても、そうは自己評価出来ないが。かくして、帰宅⇔徘徊の無限ループは、夜が明けるまで、そして夜が明けて家人が起き始め、朝食の準備をしている間も続く。日曜の朝、次女はすっかり『ひろがるスカイ! プリキュア』に夢中だ。そういえば、ほんの三週間前に二人で一緒に『プリキュア』の映画を観に行ったのだった。自分一人なら絶対にしない、ポップコーンを購入して。家族サービスの真似事だ。あれは何だったのか。僅か三週間で人間はこんなにも変わってしまうのだ。"天高く羽ばたいて 最上のココロ意気 イライラも キラキラに チェンジして 未知の世界 未来図は 可能性でいっぱい" 主題歌が聞こえてくる。プリキュアになりてえ、心底そう思いながら、妻が作ってくれたサラダとパンを口にねじ込んで、服薬。こういった時に痛感する。普段ズボラな癖に、妙な所では真面目だ、自分というヤツは。ご主人様の言いつけはきちんと守る、愚直なまでに従順な犬だ。

 午前中、よっちゃん(次女の仮名)と公園に遊びに行ってくるね、という妻の言葉を"廃人ソファ"に沈み込みながら、ぼんやりと聞く。もし、元気そうなら後で僕も行こうかな、と返事をしながら、気づけば小一時間ほど気絶。既に妻と次女の姿はなかった。ヘッドホンを着けながら一人iPadを弄っている長女に、二人はもう公園行った?と訊ねると、そうとの事。つい30分ほど前だと聞き、急ぎ洗顔し、(最早ユニフォームと化した)Tシャツ+短パンにサンダル姿で飛び出して、公園へ向かうも二人の姿は無し。空いていたベンチに腰掛け「もう公園から帰りましたか?」とLINE。待つ事5分、「うん! これから図書館へ向かうところ!」と返信あり。間違いなく先週の日曜に訪れたあの図書館(10月15日の記述を参照)だろうと思うも、これからそこまで向かう気力は今の自分には皆無。すごすごと家に引き返し、二人の帰りをダイニングチェアに腰掛け、ぼんやりと待つ。いつの間にか"廃人ソファ"を占拠した長女は、相も変わらずiPadに掛かりきりで、時折爆笑。けたたましい。一体全体何がそんなに可笑しいんだか。やけに癇に障る。妻と次女が帰宅。図書館に行った後、スーパーにて食材を諸々購入して来たらしい。昼食を食べ服薬、リビングにてグッタリするも、今度は次女がTVで延々と見始めたYouTubeの音量と、はしゃぎ声に完全に参ってしまう。妻にボソリと「喧しすぎて、気持ちが鎮まらないから向こうに行くわ」と告げ、急遽寝室へと避難。ベッドに身を投げ出しiPhoneを弄っている内に、再び小一時間ほど気絶。夕焼け小焼けで日が暮れて、夕餉の時間となる。確か豚しゃぶだったかと記憶しているが、何故覚えているかと言うと、妙に腹が空いてご飯を二杯もお替わりしたから(昼食は何だったかまるで思い出せない)。最近碌に食べていなかったとはいえ、うむ、どうやら食欲は出てきたようだ。俺には欲がある。欲望の芽生え、再興。僅かではあるがその兆しを感じ取る。食後服薬。しかし、食べ過ぎたせいか、体調悪化に付随しずっと感じてきた下腹部の膨満感がより一層増す。それが気になっているのも眠れぬ一要因。満腹且つ下腹部に不快感を感じつつ横たわってゴロゴロしている内に、例によって恐らくは21時頃に再度気絶。日付が変わる直前頃に再び目覚め、後はご承知の通り、前夜の反復。深夜徘徊を幾度となく繰り返し、夜明けを待つ。果てしなく永い。しかし、待ち続ける以外に何が出来ようか。にしても、幻聴でないとすれば、上階の住人はこんな深夜に、コンコンコンコン何やってやがんだ。僕らが越して来た以前から住んでいると思しき、一見何処にでもいそうなお婆さんだが(早朝にエレベータで一緒になる機会がたまにある。毎回めっちゃ大荷物を抱えている)、同居人の有無は定かではない。後、夜窓を開けているとたまに漂ってくるタバコの香りは、上階の住人がもたらすものらしい。私は嗅覚が鈍いので、ここら辺は妻(と周辺)情報。いずれにせよ、何なんだ。何かの儀式か。藁人形でも打ち付けてるのか。其方は呪詛師か。